声出さないでくださいね
大好きな安室さんと付き合いはじめて6ヶ月ほどがたつある日。

満員電車に乗る二人。



ガタン ガタン

足元が揺れる

駅名が告げられ、反対側のドアが開くとまた、どっと人が押し寄せる

腕をつかまれたかと思うと、ひょいとドア側に体を押し付けられた。

「安室さん・・あ・・・りがと。」

「どーいたしまして」

あれ

なんだか体が・・・・みみみ、密着してない・・・?


私の両手はぎゅうぎゅうと押されて全く動かすことが出来ないまま、顔は安室さんの胸の辺りで固定されて

上を向いたまま・・・。

思いっきり抱きつくような形になってしまっているのが・・・ちょ、は、恥ずかしいんですけど・・・。


安室さんの顔しか見ることが出来ないけれど・・・

やっぱりカッコイイ。

安室が目線を下げ・・・ニイっと笑った。


やだ・・・・この笑顔・・・・・・この顔するときの安室さんって・・・・


「声出さないでくださいね・・・?」

ものすごく小さな声で、耳打ちをする安室。